攻略!外資系IT企業 中途者向け面接対策

中途採用の面接は、面接対策を行うことで通過率が格段に良くなります。自身の経験を通して、特に効果的だった面接対策を紹介したいと思います。

本記事のまとめ
  • 外資系IT企業の中途採用向け面接は対策を行うことで通過率が格段に上がります。
  • 具体的な対策は以下の通り
    • 面接形式を理解する
    • 自分自身の経験や性格について深堀りする
    • 模擬面接を行う

では、詳しく解説していきます。

面接形式を理解する

まずは会社の選考方式を理解しましょう。多くの会社は下記のようなシンプルなフローを採用していると思います。

多くの会社では、履歴書のスクリーニングを通過すると、面接が数回実施されます。面接内容は、技術的なものから雑談みたいなものまでありますが、だいたいが、現在の流行りの面接形式 + 会社特有の面接形式 となります。

流行りの面接形式を理解する

世界的にも有名で、面接形式を公表しているグーグルの実施している面接内容を見てみましょう。

参考 構造化面接を実施する

グーグルでは応募者に4つの要件を求めています。

  • 一般的な認知能力
  • リーダーシップ
  • Googleらしさ
  • 職務に関連した知識

グーグルではこれらの要件をみるために面接が実施されます。

このグーグルの面接プロセスは多くの会社でも参考にされているため、まずこの面接を現在の流行りの面接形式として見て問題ないでしょう。

特に、グーグルが公表している面接の仕方や評価基準例は一読してください。後々面接対策として回答を作成するのに役立ちます。

会社特有の面接形式を理解する

会社や職種によっては特別な面接形式をもつ場合があります。

例えば、プログラマーに対して行う実際のコーディング面接や宿題形式の技術的なスクリーニングです。必ず下記のような方法で、そういった面接がないか確認するようにしましょう。

  • リクルーターに確認する
  • その会社に勤めている人に確認する
  • Glassdoorなどで投稿されている情報を確認する

この会社特有の形式の面接は、重要視されているからこそ特別に設けていると考えられます。技術的なスクリーニングは、対策が難しい項目となりますが、できるだけ確度の高い情報を集めてどれだけ対策するかが重要となります。

自分自身を理解する

続いて、自分自身を理解して言語化できるようにしましょう。

面接では、自身の経験、強み、特徴などを相手に伝える場であり、言語化することが重要となります。そのため、必ず多くの時間をここに割いて、面接で自然に言語化できるまでもっていきましょう。

今回は私が行った方法を一例として紹介させていただきます。使用したのはMeindmeisterのマインドマップです。

一般的な質問を用意しましょう

まず、一般的かつ、よくある質問を用意します。よくある質問に絞る理由は3つです。

  • どんなサイズの会社でも聞かれる可能性が高いので効率がよい
  • 質問に対して答えるプロセスを準備の段階で学ぶ
  • 面接の予行演習になる

例としてこのような質問があります。

  • 今までで一番つらかったことは?
  • 今までで一番達成したと感じたことは?
  • どうして転職しようと考えていますか?
  • 転職して何をしたいと考えていますか?
  • 後悔していることは?
  • 他の部署と仕事をするときに気をつけていることは?
  • 理不尽なことに対する対応はどうしますか?
  • 無理難題を頼まれたとはありますか?
  • チームに貢献したときは?
  • あなたの強みと弱みは?

各質問に対して深堀りする

続いて、各質問に対して深堀りしましょう。
「辛かったプロジェクトはなにか?」を例に取って話します。この質問に対して「Aというプロジェクトでは、顧客からのプレッシャーとタイトなスケジュールが辛かったです。」だけでは不十分です。必ずここから深堀りし、どんな質問にも対応できるようにしましょう。詳しく話すことができると示せることで、相手に対して説得感が生まれます。

  • どんなプロジェクトだったのか?
    プロジェクトの概要を説明しましょう。
  • プロジェクト内での役割は?
    プロジェクトでどんな仕事をしていたのか説明しましょう。これが次の職種に結びつくのであればなお良しです。
  • どうして辛く感じたのか?
    どうして辛かったのか、説明しましょう。面接の準備の段階では、辛かった大本の原因を究明をしておくと訓練になります。例えば、金融業界のお客様でシステムに対する要件が厳しくプレッシャーがあった。とか、元々予定していた作業に加え、追加の機能要望がありスケジュールがタイトになったとかですね。
  • プロジェクトはどうなったのか?
    プロジェクトがどうなったのか説明するようにしましょう。ちなみに、大失敗しましたという結論であれば、あまり良い例ではないので別の例を考えましょう。面接官が人生で一番辛いかどうかなんて判断できないので、本当に一番つらく大失敗したプロジェクトを持ってくる必要はありません。
  • 今後のプロジェクトでは活かせるポイントはあるのか?
    プロジェクトから学んだことを話しましょう。大したことではなくてもいいので、改善する姿勢を見せることが重要です。

また、答えを深堀りする訓練をすることで、面接中にでたとっさの質問に対しても同じ思考プロセスで論理的に答えられるようになります。

模擬面接

最後に、模擬面接を行います。
模擬面接はリクルータにお願いしてもいいですし、自分自身で口に出して模擬面接するのでも良いです。

重要なのは必ず声に出して文章で回答する練習をすることです。

声に出したり、文章にすることで辻褄が合わなかったりすることがわかります。また、答えを丸暗記するのはやめましょう。網羅的に質問をカバーできていればいいですが、そんなことは厳しく、実際の面接では初めての質問にあたることが当たり前のようにあります。そのような自体を想定し、丸暗記せずに文章を論理的に構成する力もつけるようにしましょう。

まとめ

内容を見ていただければ、基本的な対策ばかりだと感じられたかもしれません。
しかし、人事の方や実際に面接を通過した人の話を聞くと、基本的な面接対策もせず臨んだ方が多いように思います。転職活動すること自体はリスクがほぼないので、準備をする方が少ないかもしれませんが、何も考えずに転職活動だけしていると時間の無駄になります。

基本的な内容でめんどくさい内容ばかりとなりますが、是非転職の面接前までにはこういった対策を行って臨んでみてください。自分の思っている以上に、準備したことが役に立つと感じられると思います。

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