投資家への道 5日目。本日は、初心者にとって取っ組みやすそうな投資信託について見ていきたいと思います。人気の商品を詳しく見ることで、知識を深めることが目的になります。
本記事のまとめは以下のとおりです。
本記事のまとめ
- eMAXISSlim米国株式(S&P500)は、S&P500に連動した商品
- 米国に投資する投資信託商品の中で圧倒的に手数料が安い
今日の流れは以下のとおりです。
TOC
前置き
投資初心者には、始めやすそうな投資信託をまずは始めてみようと思っているところです。
人気の投資信託を見てみよう
楽天証券の投資信託のページから全銘柄の買付金額ランキングを見てみると、下記5つが表示されます。勉強のためにそれぞれの内容を詳しく見ていきたいと思います。
- eMAXISSlim米国株式(S&P500)
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- 楽天日本株3.8倍ベア
- 楽天日本株4.3倍ブル
- eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)
eMAXISSlim米国株式(S&P500)とは?
どんな商品か見るために、目論見書を開いてみます。本商品は、三菱UFJ国際投信株式会社が運用をする商品で、S&P500の指数に連動するような成果をめざすものです。ざっくり特徴をまとめると以下のような感じです。
- S&P500に連動した成果を目指す商品
- 為替ヘッジなしのため、為替レートの影響を受ける
- 購入時手数料0%
- 運用管理費用0.0968%
そもそも、S&P500とは何かを確認しましょう。
S&P500とは?
S&P500は、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が提供する指標の一つで、アメリカを牽引するTop500社の株価を元にした指標になります。この500社はアメリカの市場の80%をカバーしています。
最新の月次レポートから価格の推移をみると、以下のとおりです。
下記のS&Pのグラフと同期間を見比べてみても、同じような動きをしていることが分かると思います。つまり、S&P500が上昇する=資産が増加するになります。
構成要素は?
次に、どのような会社に投資しているのか見ていきましょう。先ほどか話に出ている通り、米国のTop500社が対象となります。月次レポートからみてみると、組入上位は以下のとおりです。
Top1からTop6まではGAFAMと呼ばれるハイテク系の企業が連ねています。合計すると、GAFAMだけで22.6%の比率を占めています。
また、業種をみると、GAFAMの株が占める割合は大きいものの、複数の業種に分散投資していることもここからわかります。
どうして1位なの?
では、なぜこの商品が買われているのか考えていきましょう。私が思うに、理由は2つあると思います。
- S&P500に連動した投資
- 手数料の低さ
S&P500に連動した投資
S&P500に連動した投資というのは、大きく米国の経済に投資しているようなものです。米国、日本、中国これらのGDPの推移を見てみましょう。
グラフの通り、日本と違ってアメリカのGDPは増え続けているのです。つまり、今後もアメリカの経済は発展し続けるという予想を持っている人がおおいため、多くの人がこの商品をかっています。
手数料の低さ
米国に投資する投資信託を比べてみると、eMAXISSlim米国株式(S&P500)が一番安い商品です。0.1%を切っており、年間平均約3%基準価格が上昇すると仮定すると、2.9%の利益を見込むことができます。
例えば、30歳の私が月1,000円積み立て初めて、平均2.9%のリターンが見込めとすると、60歳のころには、360,000円を元手に572,858円まで増やすことができます。
ここで手数料が0.1%高いものを選ぶと、最終的に563,186円になってしまいます。たった0.1%の差ですが最終的には、約1万円の差が出てきてしまうので手数料は侮れません。
まとめ
一番人気の、eMAXISSlim米国株式(S&P500)について詳しく見てみました。どうして人気があるのか?S&P500とはなにか?というのが分かったかと思います。次回も引き続き人気の投資信託について勉強していきたいと思います。
投資をこれから始めるという人に少しでもお役に立てば幸いです。