投資家への道 4日目。本日は、引き続き楽天証券が扱っている商品を勉強したいと思います。商品理解はFXで最後です。
本記事のまとめは以下のとおりです。
本記事のまとめ
- FXとは、為替レートの変動とスワップにより、資産運用する商品
- 長期的な運用を目指した、投資初心者が最初に取引する商品ではない。
今日の流れは以下のとおりです。
TOC
前置き
楽天証券で扱っている商品は以下のとおりで、本日はFXを見ていきます。
- 国内株式
- 外国株式
- FX
- 投資信託
- バイナリーオプション
- NISA/つみたてNISA
- IDeCo
- 債権
- 先物・オプション
- 金・プラチナ
FXとは?
FXは、Foreign Exchangeの略で、通貨を一つの国のものから他の国のものに換金し、資産運用する商品です。実際にお金を増やすことができる要素は2つで、為替レートの変動とスワップになります。
為替レートは単純で、1ドルあたりの円レートが変動することで資産が変動するというのものです。例えば、1ドル100円のときに、10,000円を100ドルに変えたとしましょう。そして、1年後に1ドル101円になったので、円にもどしてみます。100ドルは10,100円になっているので、100円儲けたことになります。
次にスワップについて見ていきましょう。スワップは各通貨ごとの金利の差のことです。現在、日本の政策金利は、-0.10%で、アメリカの政策金利は0.25%です。つまり、日本で10,000円あずけると金利により10円減りますが、アメリカで100ドル預けると、0.25ドル増えます。この金利の差で資産に増減が発生します。金利が高い通貨を買うことでスワップにより増加し、売ることでスワップにより減少します。
FXってどうなの?
長期投資というスタイルで投資していくことを考えると、特にFXという商品は難しいと感じます。ギャンブルではないので、株などとも一緒で分散投資が必要になります。つまり、複数の通貨に分散する必要があるのですが、最終的に資産を増やすためには、通貨価値が高くなる通貨を保持するか、スワップでお金がもらえる取引をするです。しかし、株などと違って、株価上昇=会社の目指す方向ではなく、その時々の経済状況や国の経済施策によって上と下どちらもターゲットになる可能性があるのです。正直投資初心者にはおすすめできない商品でしょう。
また、FXは24時間変動があり、レバレッジを25倍までかけて取引できることからリスクを多いに取って、ギャンブルのように儲けることができるという一面があることからも、あまりおすすめできません。一度、FXを始めると四六時中為替レートが気になって仕事や他のことに手が付かないなんてこともありえます。
私個人としては、資産を守るという意味で通貨を分散して資産を保有するために取引するのは良いと思いますが、投資を始める人が資産を増やすために扱う商品ではないと思います。
まとめ
FXとは何か見てきました。 正直なところ、当分は取引しない商品という印象を受けます。株、投資信託と同じ様に証券のホームページでは並べてますが、初心者が始めるのには良くない商品でしょう。次回から、初心者にとって始めやすい投資信託を実際に取引する準備をしていきたいと思います。
投資をこれから始めるという人に少しでもお役に立てば幸いです。