Wi-Fi 中継機 WTC-C1167GC 速度測定とレビュー

WTC-C1167GCを購入してから3ヶ月以上経ったので、今後購入を検討している方のためにレビューしたいと思います。家の中でどうしても一台のWi-Fiルータでカバーできない部屋があり、中継機を使ってカバーするために購入しました。

総評

さっそく総評に移りたいと思います。

総評
大きさ
(5.0)
安定性
(4.5)
性能
(4.0)
値段
(4.5)
総合評価
(4.0)
  • [大きさ]コンセントに直付けでき、シンプルな見た目
  • [安定性]3ヶ月使用して不安定になった印象もほぼなかった
  • [性能]中継機をとおすと速度が低下するものの、ない場合より2,3倍改善されたため
  • [値段]最安値のWi-Fiルータが同じ価格帯のため、4500円程度であれば満足
  • [総評]本製品を利用することで、家の中のWi-Fi環境が劇的に改善されたため

Wi-Fi中継機のメリットとしては、同じSSIDで家中つながることができるという点だと思いますが、下記の一般的なデメリットもありますので、理解した上で検討してください。

  • Wi-Fi 中継機を通すと直接Wi-Fiルーターに接続するよりも速度は低下する。
  • 場所やそれまでの行動によっては、最適なWi-Fiルータが近くにあるにも関わらず、中継機に接続されている場合があります。中継機を通しての速度に不満がなければ、あんまり気になりません。

では、詳しくレビューしていきます。

本体レビュー

大きさは、幅約62.0mm、高さ約91.0mm、奥行き約43.0mmです。見た目も下記の通りシンプルです。

本体正面
背面

背面に初期設定に必要なSSIDやパスワードが記載されています。WPSボタンが利用できるWi-Fiルータを使用しているのであれば、こちらは使う必要がありません。

重要な部分として、コンセント部分は向きを変えることができません。
下記の写真の通り、他に使用するコンセントが大きくなければ全く問題ありませんが、購入前に確認することをおすすめします。

横面の写真です。
離れやモードと切り替えスイッチやWi-Fi非搭載のデバイスをWi-Fiでつなぐ用のネットワーク接続端子がありますが、私は使用していないので今回はレビュー対象外とさせていただきます。

中継機のWi-Fi強度測定

性能については、Wi-Fi強度と速度の面から確認しました。

左の中継機がない図を見ていただくとわかるのですが、今回問題となっていたのは、上にある2つの部屋です。中継機がない状態だとWi-Fi強度が32-34あたりで、たまに切れたりするぐらい不安定でした。

中継機をちょうど中央にあたる場所に導入したところ、Wi-Fi強度も80強で安定したことが確認できます。

中継機の速度測定

各ポイントで測定した速度についてです。
純粋に中継機の性能を測定するため、各ポイントから家のLAN内のPCまでどれくらい速度が出るのかをiPerfを使って測定しました。まず、リビングでの測定値です。

リビング

上り81Mbps,下り84Mbpsです。

続いて、中継機がない状態での問題の部屋です。上下ともに約15Mbps前後の速度しかでていないことがわかります。

中継機なしの左上の部屋

そこに中継機を置くと、上り42Mbps,下り37Mbpsという結果になりました。リビングのような最高速度を出すことは難しいものの、最低速度も改善され、安定してネットワークが提供できていることがわかると思います。

中継機ありの左上の部屋

前述したとおり、中継機を通すと直でWi-Fiルータに接続するよりも速度低下がみられました。しかし、40Mbps前後あれば、HD画質の動画のストリーミングは可能なので、十分な速度が安定して出ていると考えられます。

想定よりも劣化したことから評価は4にしましたが、十分な性能です。

まとめ

まとめると下記のような人に是非オススメです。

  • Wi-Fiが不安定な部屋が家にある
  • 家の中は同じSSIDを使いたい
  • コンセントに直付けのWi-Fi中継機をさがしている
  • 中継機をとおした性能でも問題ない

本記事が少しでも参考になれば幸いです。

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