ネイティブが日常的に使う単語・表現を収録したAtsueigoさんのDistinctionを使って学習したのでレビューします。
ちなみに、私の英語の学習歴はこんな感じです。
- 日本生まれ日本育ち
- 義務教育での英語学習
- 大学卒業時 TOEIC: 550前後
- 入社後
- ベルリッツ2年
- NCC綜合英語学院2年
- DMM英会話2年
- プログリット3ヶ月
TOC
Distinctionとは
Distinctionは、Atsueigoさんがネイティブが使う表現を使いやすい形として単語帳にしたものです。
私が所有しているのは1,2で現在は3まで出版されているそうです。1冊あたり400語収録されているため、1から2で800語。3まで学習すると1200語学習できます。DUOなどの大学受験向けの単語帳と比べると少なく感じるかもしれませんが、1つ1つの内容はかなり充実しています。詳しい内容は公式ホームページをご覧ください。
参考 Distinction使ってみた感想
これから述べる感想は、私の記事冒頭に述べた状況を元にしたものになりますので、ご了承ください。
総評として、満足。というのが私の感想です。
理由は以下のとおりです。
80%以上が初見のものだった
私もそれなりに英語学習に時間をかけてきたと思っています。正直なところ、仕事で必要なので勉強しているという理由が大きく、だらだらと勉強してきました。とはいえ、社内の会議やメールであれば辞書や翻訳ツールをほぼ使わずにこなすことができています。(私の中ではそこそこ)語彙力があると思っていたので、始めるまでは半分くらい学べればいいかなぐらいに考えていました。しかし、進めていくと80%以上が使ったことがないものばかりで、日本で不自由なく英語を使える方でも勉強になる内容になっていると思います。
1つ1つの内容が充実している
読む前は「1冊400語しかないのか」と思っていましたが、終わってみると「400語以上の内容だった」という印象です。その理由は、1語につき下記の情報が掲載されているためです。
- 発音
- 2つの例文
- 言語や由来
- 語彙の意味を英語で
- (Webからダウンロードできる)単語と例文の音声データ
有名な単語帳と比べても見劣りしません。それだけでなく、言語と由来が全てに掲載されており、この一冊だけでその単語に関する情報が十二分に得られるような構成になっています。そのため、初見な人が1語1語勉強していくとそれだけで膨大な時間がかかります。もちろんですが、実際に身につけるまではもっと時間がかかります。
実際にその単語に出会うと楽しくなる
本書の宣伝通り、掲載されている単語に出くわす場面があります。実際に出くわしたのは、映画を見ていとき、Youtubeを見ていたとき、会議で雑談をしていたときでした。遭遇すると「勉強したものがテストにでてきた!」、そんな印象を感じて学習が楽しくなります。そこから、継続して勉強するモチベーションを維持できることも良いところでした。
とはいえ、実際のビジネスの会議などで遭遇する機会は少なく、ビジネスのための英語と割り切っている方にはあまりこの点は共感しづらいかもしれません。
Distinctionをおすすめしたい人は?
おすすめしたい人はずばりこんなことを思っている人です。
- ネイティブと雑談できるようになりたい!
- 映画や動画を字幕なしで見れるようになりたい!
- 表現の幅を広げたい!
- ネイティブのように海外のプロジェクトをリードしたい!
理由は 本書の重点は、ネイティブが日常的に使う単語 に焦点が置かれているためです。
日本で外資に勤めていればわかるのですが、ネイティブでない人と話すときには、彼らも表現や使う単語に気をつけています。そのため、本書に掲載されている表現に遭遇する機会も少なく、使う機会も少なくなります。また、日本人が出席するような会議だと、そういった表現を知っていても基本は避けるようになります。
とはいえ、本書から学べることは多く、同僚と英語で話す場面がある人や映画を英語音声でみるような人は試してみる価値があります。(ほんの少しですが、)英語を学ぶことが楽しくなります。(経験談)
ぜひ試してみたいという方は下記の公式ホームページへ行ってみてください。また、AtsueigoさんはYoutubeチャンネルも運営しており、どうやって英語を学んできたのか紹介されています。日本生まれ日本育ちの人たちにはモチベーションを上げる内容になってますので、ぜひ興味あれば見てみてください。
参考 Distinction 参考 AtsueigoさんのYoutubeチャンネル