ESPPやRSUの制度がある会社から転職を検討している人の参考になればと思い、転職したとき、ESPPとRSUがどうなったのかまとめておきます。
注意
ただ、あくまで私が勤めていた会社の制度にもとづくものですので会社により異なる場合があります。結論を最初に述べておきますが、基本的には以下の通りになりました。
株として受け取っているものは所有者のものとなり、退職日以降のESPP購入やRSUの株は権利が消失する
それでは、それぞれのケースに分けて説明していきます。
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ケース1) 既に株として受け取っているESPP/RSU
ESPPやRSUに関わらず、株として受け取っている分は退職後も所有者のものでした。退職後に売却するか保持し続けるのかは、個人の自由です。
株を保有している証券口座へのアクセスは消えないため、焦って売却する必要はありません。不安であれば、退職前に社内に確認をとりましょう。
ケース2) 株として受け取っていないRSU
RSUはその会社に継続的に働いてもらう対価として株をもらえる制度です。そのため、退職日以降に受け取れるはずの株の権利は消失します。もし、転職などでRSUの権利が消失するのであれば、次の会社の給与交渉の際に考慮してもらうようにしましょう。
ケース3) ESPPの購入日までに積み立てた現金
ESPPの購入日が退職日以降であれば、株の購入は実施されません。給料から天引きされていた現金は、その会社から支給される最後の給料と共に返金されます。
まとめ
株として受け取っているものは所有者のものとなり、退職後にはESPP/RSUどちらも権利が消失するものでした。転職が決まっている場合には、それらがどうなるかしっかり確認しておきましょう。
基本的に、退職日以降にRSU/ESPPの権利が消失するのですが、上記に述べたとおりRSUで残っている部分を次の転職先の給料で考慮してもらうことは可能ですので、給与交渉の際には必ず申告するようにしてください。
ESPPやRSUの制度がある会社から転職を検討している人の参考になれば幸いです。