お世話になっているKyashについて紹介したいと思います。メリットに目が行きがちですが、デメリットについてもしっかり理解しておきたいサービスです。しっかりお付き合いすれば、お得なサービスなので、これからKyashを利用したいという人は是非最後まで見てください。
目次です。
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Kyashとは?
まず、Kyashとはどういったサービスか紹介します。KyashはiPhoneまたはAndroidのアプリを使ったプリペイド型のVISAカードです。以下のような特徴があります。
- Kyashはプリペイド型のVISAカード
- サービス利用料は無料
- 決済すると、0.5%または1.0%のポイントが還元される
- 決済の際に、プリペイドカードへのチャージはクレジットカードからできるのでポイントが2重取りできる
- 集金や送金ができる
- カードの形式は3種類
- バーチャルカード(Kyash Card Virtual)
- 実カード(Kyash Card Lite)
- 実カード(Kyash Card)
基本的には、VISAクレジットカードと同じような使い心地と思っていただければ大丈夫です。サービスが基本無料な理由は、VISA加盟店からの決済手数料がある点と自社システムで構築と公式ページにかかれております。上記に書いてある真実なのですが、使用するに際して注意点がありますので、そちらについても触れていきたいと思います。
Kyashのメリット
Kyashのメリットについて紹介します。
ポイントが二重取りできる
前述したとおり、Kyashにはポイントの2重取りというメリットがあります。今まで使用していたクレジットカードの代わりにKyashを使うだけで、Kyashのポイント(0.5%または1.0%)に加えてKyashのチャージにつかったクレジットカードのポイントがたまるのです。これだけでも使うのに十分すぎるメリットです。
即時の決済通知
Kyashにて決済された際には、アプリが入ったスマートフォンに即時通知が届きます。これにより、不正利用された場合など、すぐ検知できます。
高機能なアプリ
Kyashのアプリは、通常のクレジットカードのアプリに比べ、高機能になっています。例えば、1回あたりの決済上限額の設定などが即時反映可能です。他にも以下のような機能ができ、最新のクレジットカードらしいメリットです。
- 決済上限額の設定
- 1回あたり
- 1月あたり
- オンライン決済の有効化/無効化
- 海外実店舗決済の有効化/無効化
- カードのロック
- 1回あたりの決済上限
- 使用履歴の確認
Kyashのデメリット
続いてKyashのデメリットについて紹介します。
使えない店舗がある
VISAのカードなのですが、VISA加盟店でも使えない店舗があります。私の実体験ですと、毎月の支払いに登録出来ないケースなどがありました。具体的な店舗名の記載はありませんが、公式のこのページにまとめられています。つまり、使えないという可能性は常にあるため、予備のクレジットカードは常に持ち歩く必要があります。
ポイント付与上限とポイントが還元されない取引
Kyashには月あたり最大ポイント付与上限があります。どのKyash Cardを使用しても、基本的には12万円以降の取引にはポイントが付与されません。また、ポイントが付与されない取引も存在します。決済時には、ポイントが付与予定と書いてあってもそれらの取引には後日ポイントが付与されないので、そういった点にも注意です。これらの情報は公式のこのページにまとめられています。
盗難や紛失時の補償がない
物理的なKyashカードが盗難または紛失により、不正利用された場合、Kyashは補償しないと利用規約に明確に記載されています。つまり、不正利用されていることに気付かず、限度額の上限まで利用された場合には泣き寝入りするしかないということになります。後ほど、リスクを最小限にするポイントを説明しますが、少しでも不安のある方は、Kyashを使うことをおすすめしません。
[2020/09/07]不正補償制度が開始されました。アカウント情報が第三者に不正に取得された場合やカードが盗難された場合などに補償されるようです。補償をうけるには、いくつか手続きがありますので、公式ホームページをしっかり確認しておきましょう。
Kyashとの付き合い方
メリット、デメリットがわかったところで、Kyashとのおすすめな付き合い方を質問形式で紹介したいと思います。
Kyashはお得なのか?
ポイントの2重取りができるので、クレジットカードやQUICPayなどで日常的に買い物をする方はお得です。
Kyashのカードは発行したほうが良いの?
Kyashには、バーチャルカードに加えて、リアルなカードが2種類あります。それらには、いくつか違いがありますが、重要なのは発行(更新)手数料とポイント還元率です。
- Kyash Cardは手数料が900円でポイント還元率が1%
- Kyash Card Liteは手数料300円でポイント還元率が0.5%
単純計算で、5年以内に12万円以上Kyashを使うならばすぐにもとが取れます。
そのため、発行を予定しているのであればKyash Cardの方をおすすめします。
不正利用が不安!Kyashの上手な使い方は?
不正利用に関しては、リスクを最小限にすることはできても0にすることはできませんので、不安な方はKyashの利用を控えることをおすすめします。リスクを承知で利用されるならば、Kyashに備えられた機能をしっかり理解して利用することで、リスクを最小限にすることができます。私は以下のような設定で運用しています。
決済上限額を少なめに設定する
不正利用されてもダメージを抑えるために、1回あたりと月あたりの決済上限額を少なめに設定してください。これらの設定はいつでも買えることができるので、高額な買い物のときだけ適宜変更することをおすすめします。
不要な決済方法を無効化する
Kyashのアプリからはオンライン決済と海外実店舗での決済を簡単に有効化/無効化することができます。これらを無効化するだけでも、オンライン決済と海外実店舗での不正利用は防ぐことが出来ます。
定期的な支払いにKyashを使わない
前述したとおり、毎月の支払いに使えないサービスもあるのですが、使えるサービスもあります。これらは、自動的に決済されるため、失敗しないためにもオンライン決済を常時有効化する必要があります。そうなると、都度カードを有効化する使用方法ができなくなるため、定期的な支払いには使わないことをおすすめします。
使用するときだけ有効化する
使わないときは常時カードロックする究極的な使い方です。実際に決済するときだけ有効化するので、第三者が不正利用しようとしても失敗します。QUICPayで普段利用する方にはかなりめんどくさいので、私は前述した対策のみで運用しています。
Kyashの始め方は?
KyashはiPhoneまたはAndroidのアプリを使ったプリペイド型のVISAカードですので、アプリをダウンロードして必要な情報を入力することで使用可能になります。また、Kyash Card/Kyash Card Liteを届けるのには意外と時間がかかるので、すぐには使えないと思っていたほうが良いです。
まとめ
Kyashの紹介からメリット・デメリット、そしておすすめの使用方法を紹介しました。使用に際しては、楽天カードなどの他のクレジットカードと比べていくつか注意点があるので、メリットだけに注目せずしっかりデメリットを把握して使用しましょう。個人的には、お世話になっていておすすめできるサービスです。