先日Versantのスピーキングテストを受けてみたところ55点でした。参考までに、55点あれば外資系の会社だとどれくらいなのか紹介したいと思います。
TOC
Versantとは?
Versantはオンラインで受験できる英語の試験です。詳細は公式ホームページを見ていただくとして、ざっくり内容を紹介します。Versantは以下のAからFの6つの試験から構成されています。
- A: Reading
- B: Repeat
- C: Questions
- D: Sentence Builds
- E: Story Retellings
- F: Open Questions
どの試験もマイクを使って回答すので、TOEICで評価されない発音なども評価されます。採点は、自動でロボットによりされ、受験後すぐ試験結果をしることができます。また、自宅でいつでも受験可能です。TOEICのように日程が合わないから受けられないということもないのが良いところです。
前提
まず前提として、私の職務内容などに軽く触れたいと思います。私は外資系の日本支社にエンジニアとして勤めております。英語を使う、基本的な業務内容では以下のとおりです。
- 最低週一ある海外開発チームとの電話会議
- 開発チームへの質問をするメールのやり取り
- 技術的なドキュメントを読む
メインの顧客やチームメンバーは日本人ですので、多くの会議には日本語を使っています。この情報を前提として、Versant 55点をとるまでにしてきたことと、できること/できないことを主観ですが紹介させていただきます。
Versant 55点までの道のり
現在外資系の会社に通算7年つとめております。その7年程度の受験していた英語の試験結果は以下の通りでした。
- [入社前] TOEIC: 550前後
- この間ベルリッツに2年
- [入社後2年] TOEIC: 850
- [入社後3年] TOEIC: 860
- NCC綜合英語学院2年
- DMM英会話2年
- プログリット3ヶ月
- [入社後7年] Versant: 55点
社内に英語学習を推進する制度があり、入社してからすぐベルリッツに通って英語を勉強しておりました。その後から今の今まで、継続的に英語学習を続けています。今はBizmateというオンライン英会話を利用していますが、ちょっと伸び悩みしており力試しに巷で話題のVersantを受けてみたのが背景です。入社前のTOEICを見て分かる通り、もともと英語ができたわけではなく、海外には旅行で2回行った程度でした。では、今何ができて何ができないのかこれから紹介していきます。
できること
今現在自信を持ってできるといえるのは以下のとおりです。
- 技術的な英語のドキュメントを辞書無しでだいたい読める
- 技術的な英語のトレーニング映像が理解できる
- 英語でメールのやり取りができる
- 非ネイティブなフィリピン人となら1:1で意思疎通ができる
- ネイティブと1:1なら時間をかけて意思疎通ができる
見ていただいて分かるとおり、前提に記載した、基本的な業務内容については支障なくできているというのが現状です。技術的な内容に関する電話会議などであれば、相手の言っていることも比較的わかりますし、自分の言いたいことを時間をかければ説明できるという感じです。つまり、Versant 55点あれば日本支社のエンジニアとしての英語力は十分あるのではないかと思います。実際、英語に関しては、そこまで困ることも減りました。
できないこと
逆にできないことは以下のとおりです。
- 複数人ネイティブが参加する会議内で、意見を言う。
- 海外との会議で、ファシリテーションする
- 流暢に自分の考えを話す
日本の顧客向けにビジネスをしている限りはかなり機会が少ないですが、上記のようなシチュエーションになると途端に喋れなくなることを実感します。ざっくりですが、1年に1度くらいはそういった機会があるので、引き続き英語を勉強するモチベーションにもなっています。ざっくりですが、Versant 55点だと、ネイティブのメンバーをリードしたり、ネイティブ相手にプロジェクトをするのはまだまだ厳しい状態だと思います。
まとめ
Versantが55点あれば、日本支社のエンジニアとして働くには十分な英語力があるといえると思います。もちろん、職種や環境によっては十分でないかもしれませんが、私のように基本は日本人と仕事をする場合には、ほぼほぼ支障はないでしょう。逆に、ネイティブと支障なく仕事するにはまだまだですので、そのレベルを目指している方はもう少し英語を学び、使う機会を増やす必要があると思います。
外資系の会社に就職したいと考えている方は、是非Versantテストを受けてみて、現状を把握してみてはいかがでしょうか?