各国の株式市場の状況を知る

株式市場に投資をするとなると個別の会社の状況だけでなく、その国の状況についても気になる場合があります。今日はそんな方のために、株式投資をする上でどういった点を見るべきか解説していきます。

今回は米国市場と日本の株式市場を例にとって見ていきたいと思います。

本記事のまとめは以下のとおりです。

本記事のまとめ

  • 各国の株式市場の状況を知るためには株式市場の指標・為替レート・経済指標を確認しよう。
  • 過去のトレンドを株式市場の指標で確認し、現在の状況を見るために各経済指標を確認することがおすすめ

株式市場の指標を見る

株式市場の状況をみるときには、市場全体を表す指標を見ていく必要があります。例えば、日本市場であればTOPIXや日経平均株価。米国市場であれば、NYダウやS&P500などです。まず、日経平均株価を例に取って見ていきましょう。

こちらが過去5年の日経平均株価のグラフです。アベノミクスの始まりから株価が上昇し、2015年から2016年にかけて一度下落しますが、コロナの前までは長期的に見ると上昇しています。トレンドは上昇ですが、コロナの影響でトレンドが変わるのか注視していきたい状況です。

出典: Google

続いて、こちらはS&P500過去5年間のグラフです。米国株式市場も過去5年間だけ見ると上昇トレンドです。ここ最近は過渡期となる可能性があり、これからも伸びると考えるのは少しむずかしい状況かと思います。

為替レートを見る

続いて為替レートをみていきましょう。国によっては、為替レートの影響が大きい場合もありますので、確認すべき一つの指標になります。日本だと、輸出企業は円安の方が業績が良く、輸入企業は円高のほうが業績が良くなります。その国の大企業がどちらかに属している場合には、為替レートによって株式市場にも影響があります。

出典: Google

経済指標を見る

続いて、各国の経済を表す指標を見ていきましょう。日本だと日銀などが出している日銀短観をみると、現状が細かくわかります。また、長期間でざっくり見たいのであればGDPなどをみて、長期的な国の経済の状況をみることができます。

出典: Google

日銀短観のレポートだけだと、データが羅列されているだけでわかりにくいと思いますので、それを解説するようなサイトがみずほ総合研究所などを活用して、理解を含めていくことをおすすめします。また、海外の市場に関するレポートも同じような会社が日本語で解説しています。

まとめ

投資をしていると、資産分配により複数の国に投資する事が多いと思います。そのため、指標などを元にその国の経済状況を知ることは大切です。投資を始めたい、または始めたばかりという人は、最低でもこれらの情報は確認して、投資の知識を深めていくことをおすすめします。

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